第9回 読書会の感想が届きました
6月22日(予定では9日)都内某所で読書会を開催しました。 課題図書:『にほんのうた 音曲と楽器と芸能にまつわる邦楽通史 』https://calil.jp/book/4046063688 ➤みんなが入力した内容を閲覧するのはこちら Aさん(大学院生) 先日開催された読書会に参加させていただき、大変充実した時間を過ごすことができました。普段、なかなかまとまった教養に触れる機会がない中で、一つのテーマについて皆さんと深く掘り下げ、意見を交換できたことは、私にとって非常に貴重で有意義な経験となりました。 特に印象的だったのは、それぞれの章を担当した方々の発表から、私が担当した大正時代のレコード文化の広がりや歌謡の大衆化が、その後の音楽シーンにどれほど大きな影響を与えたのかを再認識できたことです。私の発表では、ヴァイオリンを伴奏とする演歌師の台頭や西洋音楽の影響、さらには映画とのメディアミックスによって、レコード会社主導の産業が確立されたことについて触れました。他の参加者の皆さんの考察を伺いながら、この時代がまさに日本の音楽が大きく変革する転換点であったと改めて感じることができました。 今回の読書会を通じて、日本の音楽史に対する理解が深まっただけでなく、参加者の皆さんの知的好奇心や考察力に強く刺激を受けました。それぞれの専門分野や関心から生まれる多様な視点に触れることで、私自身の考えが広がり、新たな発見が多くありました。普段の生活ではなかなか得られない貴重な機会であり、参加できたことを心から嬉しく思います。ぜひ、次回の読書会にも積極的に参加させていただき、さらに学びを深めていきたいと考えております。 高城律子さん(大学生) 今回読書会に参加させていただきましたが、一つの本であるにも関わらず、参加者それぞれの”読み方”が現れるのが面白い所ですよね。またそこから話が広がったりして、非常に有意義に過ごすことができました。本そのものも「音楽」という視点から日本の歴史をみていくところが個人的に新感覚であり、楽しく読み進めることができました。特に若い人はぜひ次回参加してみてほしいと思った次第です。